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幸せを撫でる

9月の初め、男の子を無事に出産しました。 出産はとにかく痛いことと怖いことの連続で辛かったです。 私の体型(身長152センチ)のわりに息子が大きくて、3900g近くあったので、助産師さんにも先生にも「よく下から産めたね~!」と言われました。いやほん…

変なサンダルを買った。 髪は黒くて長いほうがいい、ジーンズの下にパンストは穿かないほうがいい、恋人はこれくらいしか口を出さないし、もし私がもっと髪を茶色くしてもショートカットにしても、ジーンズの下にパンスト穿いても(っていうかよく穿く)、結…

彼は一体いつ、どこで間違えたんだろう?ってたまに考えるけど、そもそもそれを間違いと捉えるか成功への過程と捉えるかは、もはや個人の趣味の領域。 そして、それは彼の人生で、私のじゃない。どうしようが、どうなろうが、彼の責任で、彼だけのもの。 た…

奈良の本を買った。行きたい場所がまだまだいっぱいある。 例えばもしもいつか恋人と別れたとき、こうやって毎週のように奈良に行って車で色々出掛けたことを、私は思い出して悲しくなったりすると思う。でももっともっと時間がたって、気持ちが平らになった…

奈良にいると、自分がのびのびと過ごしてるのがよく分かる。ありえないくらい食べるし、大口を開けて笑うし、明るい浴室で背中を洗い合ったりもする。 遠回しに思わせぶりなことを言う悪い癖も随分ましになった。 恋人やハチはたまに「コマが必死で隠そうと…

あの頃、失うことが怖くて怖くて仕方なかった。手放したら自分には何も残らなくなる気がして、ずっと見苦しくしがみついてた。 でも本当は、そういう苦しい状況になった時点で既に何かが千切れてしまっていて、そうなると大抵の場合、もう戻れないことが多い…

小難しい理屈なんか放り出して、あははって笑うだけでいい。 わざと辛気臭いことを言って、悲劇のヒロイン面するな。絶対に失いたくないってあさましく執着し始めてるくせに、"別に無くても全然平気"って顔するな。怖くなんかないでしょう、あったかいでしょ…

悪いひとなんて腐るほどいる。 それなら、自分の判断基準を持たなきゃいけないと思った。できるだけ誠実に周りと向き合おうとする人たちとだけ、一緒にいたいと思った。 そういう人たちとは一緒にいてこっちも真剣に向き合えるし、どれだけアホな遊び方をし…

自分の気持ちに正直に生きることと、誰かの気持ちを軽んじたり弄んだり利用したりしないことを、ちゃんと両立したい。 今の私が大切にできることは本当にほんの少しで、だからせめてその少しのことくらいは、本気で抱きしめてたい。じゃなきゃどこかに飛んで…

ふいに「もう大丈夫かもしれない」と思えて、その勢いに乗ってアドレスや番号を消し、保護してたメールも消した。 分からない。また電話が掛かってきたら元通りになってしまうのかもしれないし。 けど、なんか変な流れを感じる。去年内定を取り消されたとき…

部活の同期男子の作品展を見るために、今1人で奈良に向かってるところ。 歩きやすいブーツを履いて、ポシェットに文庫本とリップと財布とウォークマンだけ入れて、携帯をポケットに突っ込んで、遠くに住む大事な友達に会いに行くってのは幸せなことだなぁ。…

忘れちゃいけないのは、手を振り払うと決めた時のあの気持ちと、決めるまでの経緯。何より、ずっと先のほうに見えてた、光みたいなもの。

『会いたい』っていう気持ちをごまかして不自然に理由をつけたり、周りを巻き込んだりすれば、大抵ろくなことにならないんだってことを不意に思い出した。

ここ数日、昔をふと思い出すことが多かった。きっと過去を振り返る時期なんだと思う。今ちゃんと振り返って、噛み砕いて消化しておかないといけないんだろうなぁ。 内定を取り消されたあたりから、自分を取り巻く流れに敏感になった気がする。この流れがどこ…

春に狂った人は、夏になるとどうなるんだろう。

行きの電車で、また変な人に絡まれた。 私は昔からそういう人に遭遇して何かしらの被害をこうむる確率が妙に高い。 朝一番の出来事だったから予想外に凹んじゃったんだけど、部活のメーリングで泣き言を送ったら、私のそういう性質(ちょっと頭のおかしい人…

『好きだという静かな情熱が、あなたの武器』っていう言葉をくれたのは年上の幼なじみで、私はあのとき16歳だった。長い手紙の中の一文、今でも忘れない。 全然関係ない場所に来てしまったなぁって本当はずっと思ってて、でもそれを口に出してしまえば、も…

毎朝起きるのも、着替えて電車に乗るのも、仕事をするのも、人と喋るのも、この世界で生きていくこと全て、本当は何もかもが怖くて怖くてたまらなくて、全部投げ出して、泣いて逃げてしまいたいって、もうずっと昔からそう思ってる。 でも逃げる場所なんて最…

「自分に向いてる仕事かどうか」とか「やりがいはあるか」とか、今は考えないで、がむしゃらに進もうと思う。 右も左も分からない状態で判断するのは賢明じゃないし、仕事を一人前にこなせるようになって、全体像を掴んでからでも遅くはないはず。何年先にな…

抱いた感情も、描いた未来も、きっとすべて本物だったんだと思う。必死で考えて出した答えを、誰が笑うことができるだろう。 移ろうものが悪いだなんて絶対に思えない。どっちに進んでも、どれを選んでも、そこにはきみの大事な部分がきちんと宿ってるんだよ…

当たり前のこと

与えられたものに感謝し続けるのはすごく難しいことだけど、不可能じゃないはず。 境遇も、考え方も、育ってきた環境も、家族構成も、性格も、何もかもが全然違う。羨ましいと思うのはやめよう。そんなことで惨めな気持ちになるのは馬鹿げてる。誰も喜ばない…

院には行けない。勉強する機会は十分すぎるほど与えてもらった。私は就職する。

何もアクションを起こしてないのに"怖い"と思うのは、「不安のオバケ」って言うんだって。つまり自分で怖いものを作り出しちゃってるってこと。今の私のこと。