ハチに「ほんとは普通に就職してほしいのよー」と言ったら、「普通ってなんだ」と言い返され、うーん…ってなった。
ほんとにねぇ、普通って何だろね。そんな漠然としたものよりももっと大切にしなきゃいけないことがいっぱいあるのに、やっぱり不安にもなってしまうね。そういう健全な自分が、今は少し重い。
ハチ、あの時みたいに、私の貧相な価値観をぶっ壊してよ。そしたらちょっとは夢見ることができるかもしれない。私がそうやって夢見ることができたら、恋人も楽になるかもしれない。
好きなことをやって楽しそうに笑っててほしいのも、ちゃんと安定した職業に就いてほしいのも、どっちも本音で、でも結局は私が決めることではないんだな。傍で見てるしかできない。手を繋いでいよう。

それにしても、恋人が仕事を辞めることになったって話したら、みんな同じ表情になるなぁ。ちょっと悲しい。