自分の恋愛感情と、体力と、相手が必要としてくれてる重みの量と、それぞれが大切にしなきゃいけない周りの人とか物事。それらの中間地点あたりに心地よく浮いていられるように、いつもちゃんと客観視できるような余裕を持とう、と帰りの電車に揺られながらぼんやり思った。
先週末は付き合ってから初めて、空気が気まずくなった。恋人も悪かったんだけど(私が奈良に着いてるのにまだ家で寝てたり。結局ハチが車で迎えに来てくれた)、圧倒的に私の悪さのほうが多くて、考えれば考えるほど「ひー!ごめんなさい!」って頭を抱えたくなる。溜息と無表情が怖かったなぁ。
私はもっと、想われてることに自覚を持つべきだ。居酒屋のカウンターに並んで座って話し合いながら、ああそうか、この人は私のことを女の子として好いてくれてるんだ、と思った。
何を今さらって感じなんだけど、私は本当に「私なんかを女として好いてくれる奇特な人間なんて存在するわけがない」って今でも心の中で思ってる節がある。でもそんなんじゃ好いてくれてる人に感謝もできない。調子に乗るんじゃなくて、妙な自己卑下をこの際なんとかしたい。