あたしたちは森の中を歩く。地図のない森を、どこへ続くのか分からない暗く果てしない森の中の道を。
あたしはこの森を愛そう。木々を揺らす風や遠い雷鳴に心を騒がせながらも、一人どこまでもその森を歩いていこう。いつかその道の先で、懐かしい誰かに会えるかもしれないから。