少し前から恋人が新しい職場で働き始めた。2週間に1回、土曜のお昼に奈良に行って日曜の夜帰ってくるという最近の習慣も少し変化しそう。
今から思えばわりと楽しい日々だったのかもしれない。いつだって、そのときにしか存在しない幸せがある。私はアホだから、大抵あとになってから気付くんだけど。

何かと何かの狭間みたいな時間の中で、それぞれが色んな事情で色んなことを考えてた。いい意味でも悪い意味でも、自分の立ち位置みたいなものが少し見えた気がした。
結局私はいつもどおり曖昧な感覚だけを頼りに、今後の方向性とか自分にとって大切なものを決めたけど、恋人やハチはきっともっとたくさんのことを知ったり、考えたりしたんだと思う。男の子だなぁ。

それでもまだまだ未解決のことはたくさんあって、不安も不満も消えない。恋人は相変わらず中学生みたいなことも言うし、私は私でたまに思い出したかのように焦ったりもする。「結局はいつだって1人ぼっちだ」って思うことも、絶望的な夜も、やっぱりある。でもまぁとりあえずは少し時間が進んだかな、という感じ。

やっぱり人生には時々妙な流れがあるもんだよなぁ。ここ1年くらいは(大まかに見れば)わりと平穏な私の人生も、また時期が来たら大きく動くことがあるのかもしれない。ハラハラしながら、それを待ってる。きれいな水がひたひたに溜まった容器を抱えてる気分。ザパーンはもう嫌だよ。