青かった春のこと

大学生のころに学部の女友達数人と作ったコミュニティを、久しぶりに見た。
非公開だから参加者が5人だけで、おもにそれぞれの恋愛の悩みを吐露して励まし合ったり、失恋の傷を舐め合ったりする場所だったんだけど、懐かしくて恥ずかしくて悶絶しそうになりながら読んでたら(何せ当時の私は熱烈な片想いの最中だった)、そのうちの1人の言葉に目が留まった。

ほんとに好きになってもらうのってプレゼンと同じだとおもうの。
自分が相手にしてあげれること、してあげたいこと、そういうビジョンがしっかりしていることが大事だと思う。
そんな自分を好きで誇りを持てるくらいじゃないと好きになってくれる人に対しても申し訳ないし。
そんくらいまで自分を磨く努力したいなぁと私は思ってます。
誇れるようになるまで待ってたらおばーちゃんになっちゃうから、今できることを精一杯やりながら恋するんだ。

そりゃモテるよなー!と思った。好かれる子はやっぱりこういう考え方なんだよ。最近ちょっとだらけすぎてた自分に喝をいれたい気分になった。
『精一杯』、これほど今の私に足りてないものはない。いつのまにこんなに鈍ったのかな。「慣れ親しむ」と「手抜き」はすごく似てるけど、全然違うのにね。

あと、「先輩とうまく喋れない」という悩みを持っていた(らしい)当時の私に対して、彼女は「目を見つめてにこにこするだけでよい!」という的確なアドバイスもしてくれていた。
なんていうか、当時の自分があまりにも眩しくて痛々しいので、「とりあえず先輩のことは置いといて真剣に就活しろよ…どうせ先輩は留年しまくって私より2年もあとにならないと卒業しないし、卒業後も進路が決まらず自宅警備員になるんだからよ…」と言ってやりたい。